2023年11月号

November

2023年11月号

November
つみたてNISAを始めてみたい

今年から保育料が無償になり家計に少し余裕ができました。子どもの教育費を貯めるために「つみたてNISA」を始めたいが、いくらが妥当?

一般的な子育て世帯のお金の貯める時は子どもが幼児教育・保育の無償化になる3歳以降から小学校を卒業するまでになります。中学・高校になると部活動や塾通いなど、貯金がしづらくなるため、早めにお金をため始めることが大切です。

「先取り貯金」で貯める仕組みづくり

先取り貯金は収入から毎月一定額を先に貯金する方法のこと。給料を使い始める前に先に貯金分を差し引き、残ったお金でやりくりすれば確実にお金を貯められます。その先取り貯金を仕組化する方法として、ご相談者がご興味のあるつみたてNISAはおすすめの一つです。

「つみたてNISA」とは

毎月指定した金額を積立定期のように自動的に給与口座等から振替し、NISA口座で投資信託等を買い付けます。そこで得た利益や分配金などは非課税のため、儲けはすべて受け取ることができます。少額から投資可能で手間もかからず、チャレンジしやすい制度です。

高校卒業までに350万円

大学進学の学費と仕送りを考えると、満期金200万円の学資保険では心もとなく感じます。追加として、つみたてNISAを子ども一人づつ月1万円から始めてみては。10年間の元金120万円に対して3%運用で140万円、5%で155万円になります。投資に慣れたら増額すると教育費の積み増しも。