2022年9月号

September

2022年9月号

September
老後のためにiDecoを始めたい

今年10月の制度改正によりiDecoに加入できるようになります。掛金原資を捻出するため見直しできる支出は?

iDecoとは「個人型確定拠出年金」の愛称で、公的年金にプラスして積立運用する制度。現在、ご相談者のように勤務先の企業型確定拠出年金に加入し、規約によってiDeCoに加入できない方は全国で750万人といわれています。そのような方でも、今年10月の制度改正により原則加入できるようになります。

iDeCoは老後に備えて資産形成を始めたい方にピッタリですが、公的年金の上乗せ制度のため、60歳まで投資したお金を引き出せないのがデメリット。「教育資金やマイホーム資金が必要」「突然職を失った」としても、貯めた資金を充てることは不可。ご相談者のような子育て世帯は今後のライフイベントも考慮して最低掛金5,000円から始めてみては。また、税制優遇のある「つみたてNISA」なら、通常の投資信託と同じように売却して現金を引き出すことができるので、併用していくことをおすすめします。

支出の見直し

通信費の見直し・・・
家の固定電話を使う機会がなければ、契約解除してスマホをかけ放題プランへ。また、スマホの契約も使用状況に合っているか店舗へ相談を。

ロードサービスの解約・・・
自動車保険にも同じようなサービスが付いている場合は契約解除の検討を。年4,000円程でも塵も積もれば山となります。

昼食代節約・・・
ランチはお弁当と水筒を持参して節約を。1日250円の節約を20日間でiDecoの掛金分貯まります。