2022年2月号

February

2022年2月号

February
老朽化した自宅のリフォームにかけられる費用は?

今年、夫が退職し年金暮らしになるが、リフォームを検討中。見積もり費用は800万円程。老後に支障はある?

住宅リフォーム推進協議会の調査によると、60歳代で戸建てのリフォームにかけた金額は「100万円超300万円以下」が全体の3割と最も多く、次いで「500万円超1000万円以下」と「1000万円超」がそれぞれ2割という結果に。

シニア世代の住宅リフォームで気になるのはやっぱり「お金」。いくらまで予算が組めるか慎重に見積もっておきましょう。

ゆとりある老後のために

年金生活になると厚生年金が平均15万円、国民年金では5万円程なので、世帯収入は20万程。月25万円の生活をするとしても、毎月5万円を取り崩し。90歳までの25年間で1,500万円が必要になります。ただし、旅行や趣味を楽しむゆとりが欲しい場合や、突発的な事故や介護費、冠婚葬祭費用は含まれていません。年40万円計上すると、合わせて約2,500万円が必要になります。現在の預金から考慮すると、リフォーム費用は800万円までに抑えておきましょう。

定年後も働くメリット

最近では再就職で引き続き働く方も珍しくありません。毎月取り崩す5万円分を働いて得ることができれば、預金には手をつけず残すことができます。できるだけキャッシュは置いておきたいところ。健康維持のためにも仕事を続けられるだけ続けるのも検討の余地があります。