2022年1月号

January

2022年1月号

January
運用に回していいお金は預金の何割?

将来のお金に不安があり、資産運用を始めてみたい。預金の何割を投資に回しても大丈夫でしょうか?

一概に正解はありませんが、預金と投資の金額を決めるポイントはあります。通帳の預金には日々の生活費や5年以内に使う予定の預金、10年以上使う予定のない将来のための預金など、さまざまな目的があります。資産運用を始める前に、この目的分類から始めましょう。

投資に回せるお金

生活費の3〜6ヶ月分は預金として持っておきたいところです。ご相談者の場合は、約200万円(支出の6ヶ月分)を預金で確保しておくと良いでしょう。ただし、その半分は定期預金に預け、運用を。また、数年以内に、例えば車の買い替え代が約200万円必要なら、それも定期預金や社内預金へ預けておきましょう。それ以外のしばらく(目安10年以上)使う必要のない残り約120万円が、ご相談者にとって運用に回す理想の金額ということになります。

資産運用で一石二鳥の節約

支出項目の中で、娯楽費と交際費は線引きが難しく、人によって振り分けが異なりますが、合計で5%以内と考え、娯楽費から1万円の節約を。企業によっては自社の株を購入した株主に向けて飲食店で使える食事券や、レジャー施設の優待券などを贈る株主優待制度を設けています。近所のお店や好きな商品を提供している企業の株主優待をチェックして投資先にしてみては?娯楽費や外食費の節約になるかも。