2021年10月号

October

2021年10月号

October
支出を抑えるために食費と光熱費を減らしたい

コロナ禍で家にいる時間が長くなり、例年よりも水道光熱費と食費が増加。どのような節約をすれば良い?

家計の支出項目は「変動費」と「固定費」に大きく分けられます。「変動費」は、食費・日用品費など、毎月の支出が変わる項目。「固定費」は、光熱費・住居費など、毎月ほぼ同じ金額を支払う項目です。

固定費の見直しは効果が続く

地域にもよりますが、電気とガス代は契約会社や料金メニューを自由に選ぶことができます。ライフスタイルに合わせて見直すと、料金を抑えられるかも。水道代は選択できませんので、節水を心掛ける必要があります。東京水道局の「平成27年度一般家庭水使用目的別実態調査」によると、使用割合が一番多いのがお風呂の40%、次がトイレ21%です。例えば節水シャワーヘッドに交換する、トイレは大と小の洗浄を使い分けるなど、まずはストレスの少ない節約から始めましょう。

変動費は予算を作る

変動費は意識付けで下げられますが、挫折によりリバウンドにもなりやすいので、現実的な予算でやりくりを。食費の見直しは適正な金額を知ることから始めます。エンゲル係数の平均は25.4%(総務省2019年家計調査より)ですが、理想は一般的に20%程度。相談者の場合は23.69%なので、月1万円の節約が必要。1ヶ月の予算を週ごとに割り振れば献立を作る上でも実践的でおすすめです。ご相談者は週1万2,000円の予算で20%以下に。