2021年9月号

September

2021年9月号

September
大学生への仕送りで家計がピンチ

今春から次男も大学生になり下宿。2人分の授業料と仕送りで収入以上の支出に。アドバイスをお願いします。

大学生に1人暮らしをした場合、入学金や授業料以外に「仕送り代」も大きな負担に。全国大学生協連が2020年秋に行った調査によると、下宿生の1ヶ月あたりの支出は全国平均で12万1,180円。対して仕送り額は7万410円で、足りない分は奨学金とアルバイトでやりくりをすることになります。

ご相談者の場合、年間に2人分の授業料が約250万円と仕送りが約200万円で、合計450万円の養育費がかかってます。このままだと、ご長男の卒業までに預金残高が底をつく状況です。日本学生支援機構の奨学金や日本政策金融公庫の教育ローンを活用すると比較的低金利で融資を受けられますので検討してください。

減額できそうな支出

通信費・・・子が下宿をしたことで、契約しているほどのデータ量を使っていないかもしれません。プランの見直しを。「有料チャンネル方送料」も、支払う対価ほど見ていないのであればプラン変更や解約をしましょう。
食費・光熱費・・・夫婦2人になったことで削れる可能性が。

130万円未満で収入増

給与収入が130万円を超えると夫の社会保険上の扶養ではなくなり、自分で社会保険に加入し保険料を納めなければなりません。そのため、扶養を外れない範囲の130万円未満まで収入アップを目指してみては。例えば給与収入125万円だとすると、所得税が発生しますが、その額は1万円程度。トータルで考えれば世帯収入の増加につながります。