2020年10月号

October

2020年10月号

October
使途不明金を減らす方法は?

コロナの影響で働き方が変更。収入源が心配で貯蓄を増やしたいが、使途不明金が多い。何を気を付ければ?

使途不明金は「何に使ったのか思い出せないお金」のこと。何に使ったのかがわからなければ、家計の見直しも難しくなります。その多くは少額な支出がほとんどですが、いつの間にかお金が減ってしまう状態を放っておくと結果として多額のお金を無駄にすることになります。

使途不明金を無くす

そのためには、使ったお金を記録するしかありません。いつ、何に、いくら、お金を使ったか把握できれば使途不明金ではないからです。対策は、①レシートをもらう ②レシートが無ければメモする ③電子マネーやカード支払いで履歴を残す ④”くわしく”ではなく、”もれなく”家計簿をつける、です。記録により、使途不明金の使途が、例えばお菓子やジュース代なら食費へ、子どもの参考書代なら教育費へ振り分けることができます。これを数ヶ月繰り返すと、出費がかさんでいる支出項目が明らかになります。その後、必要・不必要な支出に仕分けし、節約に努めましょう。

資産の確認

ご相談者の家計簿を見ると、ボーナスの半分貯蓄できたとして、年間100万円程貯まる計算になります。2年もあれば現在の預金額を超えることに。何かまとまった支出があったのか、これまでの収入が低かったのかわかりませんが、どこかで浪費していないか気になるところです。半年に1度は予定通りに資産が増えているか確認してください。

どうしても使い道がわからない場合は、使途不明金として処理してしまってOKです。