2020年5月号

May

2020年5月号

May
継続雇用で収入が半分になっても大丈夫?

来年、夫が60歳で定年退職。継続雇用制度で65歳まで働けますが、手取りが半分になるので家計が心配。

節約効果が高い固定費

【住宅ローン】
ご相談者の金利1.5%は、現在の変動金利に比べると高めです。0.9%以下になるように、銀行へ金利交渉か、他銀行への借り換えを検討しましょう。さらに預金から300万円を一部返済し、毎月の返済額軽減をしましょう。合わせた効果は月▲2万2千円程度に。

【通信費】
節約効果が高いのはスマートフォンの料金です。まず通話プランやデータ通信料の見直しなど、簡単にできるところから始めてみましょう。格安SIMはやはり効果的です。多少の不便さを許容することで▲5千円の節約は見込めそうです。

【生命保険】
子どもが小さい頃に加入した保険のままであれば見直す必要あり。今の自分に必要な医療保障中心の掛け捨てに乗り換えて、夫婦で▲1万円見直しましょう。

やりくりで節約する変動費

変動費はどの項目が節約可能か、各家庭の価値観によって異なります。まずは削っていいい支出と削りたくない支出を書き出してみましょう。それらに優先順位をつけて、見直し余地がないか考えます。変動費で▲1万3千円の節約ができれば、目標▲5万円達成です。

ご相談者が今の支出のままで定年退職を迎え、手取りが半分になると毎月の家計は赤字になります。世帯収入が月25万円まで下がることを想定し、支出も25万円以内になるように(▲5万円)、節約する支出項目を洗い出しましょう。