2019年9月号

September

2019年9月号

September
夫の収入が不安定で教育費が心配

夫は自営業で収入が不安定です。また無駄遣いが多く、将来に必要な子どもの教育費に不安があります。

収入よりも木になるのは、夫が無保険という状況。自営業者は会社員に比べると保障が少なく高リスクです。子育て世代の夫が万が一の時、今のままでは残された家族の生活費や教育費などが心配です。また病気やケガでお店が開けられなくなったら、その瞬間から無収入の可能性も。

万が一の時のために

生活に困らないように、また、子どもの教育費を確保できるように、生命保険と所得補償保険の加入が必要です。その分支出が増えることになりますが、必要経費として捻出しましょう。

教育費の確保

まずは目標を設定しましょう。進路によってかかる費用は大きく変わりますが、大学進学までの貯蓄額を300万円とすると、長男は10年後なので月25,000円を積み立てると目標達成。長女は12年後なので月20,800円です。2人合わせて毎月45,800円の貯蓄が必要になります。家計には「収入」-「支出」=「貯蓄」と、「収入」-「貯蓄」=「支出」がありますが、後者の方法が最も効果的です。

これは「パーキンソンの法則」と言って「いくら収入が増えても、支出の額に達するまで膨張する」という考え方です。つまり、お金を使った後に残りを貯金するのではなく、貯蓄した後で残った分を使うということです。そうすることで無駄遣いを節約することができます。来年、長女が小学生になることを踏まえ奥様の収入を増やし、少しでも家計を安定させることも検討しましょう。