2019年6月号

June

2019年6月号

June
今年から長女が小学生。パート勤めを検討中。

毎月がギリギリの家計で貯金ができていません。教育費などが心配なので、働いた方がいいのか悩んでいます。

このコーナーで何度かご紹介しましたが、貯蓄の方法は3つ。①収入を増やす。②支出を減らす。③お金を運用する です。共働き世帯にはお金の貯め時が3回あります。「結婚直後」「子どもが小学生の間」「子どもの独立後〜定年まで」です。この時間を有効に活用しましょう。

②支出を減らす

ご相談者の家計はすぐに改善すべき支出項目がなく、節約に努め堅実な家計管理をされています。現状では毎月の黒字が増えてなくてもやむを得ないと思います。

③お金を運用する

お金の運用は、一定期間貯蓄を塩漬けにしなければ効果が出にくいことから、現在の預金が多くないご相談者にとって、毎月の黒字を増やす方法としては向いていません。

①収入を増やす

子どもが小学生になると少し手も離れ働きやすくなることから、この時期はお金の貯め時です。とはいえ、途端に自由時間が増える訳ではありませんので、まずは3、4時間ほどの短時間から始めてみましょう。その収入は長期的に見ればかなり大きな効果となります。現在の京都府最低賃金882円×4時間=3,528円/日。月15日勤務すれば52,920円で、年間635,040円にもなります。下のお子様が小学生になった際、フルタイム勤務を検討すれば、もっと余裕ができるようになります。

働きに出ると出費も増えますが、堅実な家計管理を維持しましょう。