2019年2月号

February

2019年2月号

February
子どもとふたり暮らしです。今後の教育費が心配。

3年前に離婚し、息子と二人暮らしに。今春、中学生になるので支出が増える可能性が高く、今後の家系が心配。

現在の家計は毎月の収支も黒字で、ご自身の老後とお子様の教育費の貯蓄をしっかりされています。ただし、お子様の成長と共に食費・被服費・小遣い等が増えることを考慮すれば、より一層の節約に努める必要があります。

中学生になると学校教育費以外に、学校外活動費と呼ばれる塾代やクラブ活動費など、子どもに掛かる支出が増えていきます。文部科学省(平成28年度子どもの学習費調査)によると、公立中学校1年間の学習費(学校教育費に学校外活動費含む)の平均は約47.9万円で、およそ月4万円になります。

節約の鉄板「固定費」

自動車保険や生命保険は、保障が重複していないか、過大だったり不必要な保障がないか、見直すことで保険料を節約できます。また、携帯電話も、利用していないのに毎月支払っているオプションがないか要確認。格安スマホの検討も良いでしょう。

万人向きではないiDeCo

iDeCo(個人型確定拠出年金)は運用時に非課税で掛金が全額所得控除などの税制面でメリットがあり、有利な条件で老後のお金を貯めることができます。デメリットとしては一度預けた掛金は60歳まで引き出すことはできません。ご相談者の場合、今後必要な教育費や自動車購入などの資金を、現在の預金額から考慮するとリスク大。掛金の減額をお勧めします。掛金は年度内に1回だけ増減可能なのでご検討を。