2018年8月

August

2018年8月号

August
来月に第2子を出産予定。今後のやりくりが不安。

共働きでしたが、出産のため休職中で家計はギリギリ。産後は復職予定ですが、今後のやりくりが不安です。

家計の改善ポイントは「収入を増やす」、「支出を減らす」、「お金を運用する」です。出産前なのでハードルが低い「支出を減らす」ことから始めましょう。支出の見直しは固定費からが基本。まずは3大支出(住宅・教育・保険)を見直しましょう。

まずは住宅ローン

ご相談者の場合、住宅ローンを組んだばかりのため、借換えや金利の交渉は効果がありません。 一部繰り上げ返済(毎月の返済額を変えずに残りの期間を短くする「期間短縮型」と残りの期間を変えずに毎月の返済額を軽減する「返済額軽減型」がある)を活用しましょう。預金から300万円を使って「返済額軽減型」を選択すると、毎月の返済額は7万6137円から6万7314円に軽減され、差額の8823円が黒字に。また、将来の支出増(保育料など教育費が重くなる)に備えて、今から月々の返済負担を軽くしておくことで安心できます。

次に生命保険

家族が増えると、夫に万が一のことがあった時、残された家族の生活費や教育費を賄うための必要保障額は今まで以上に重要になり、金額も高くなります。大きな保証は必要だが支出を抑えたい場合には、掛け捨て型の定期保険を中心に組み替えると良いでしょう。

固定費以外に食費・その他支出を抑え、節約できたお金を貯蓄するのが望ましいです。手取り収入の10%以上を、復帰後は15%以上を目標に頑張って貯蓄しましょう。