2018年5月

May

2018年5月号

May

住宅ローンの借り入れ額の目安は?

引っ越したいが、賃貸か持ち家か検討中。家を建てる場合、住宅ローンを借りる額の目安はいくら?

住宅ローンの"借りられる額(借入可能額)"は、住宅金融支援機構「フラット35」のサイトにある「年収から借入可能額を計算」で簡単にシミュレーションすることができます。ご相談者の夫の年収410万円、住宅ローン金利1.35%(元利金等)、返済期間35年で試算すると、借入可能額は4,000万円になります。ちなみに、妻の年収を合算して年収約510万円で試算すると借入可能額は5,000万円になったので、年収の約10倍が借りられる額ということになります。。

"借りられる額"と"返せる額"は違う

借入額が多くなれば、毎月の返済負担が大きくなります。"借りられる額"ではなく、無理なく返済できる"返せる額"から借入額を決めましょう。ポイントは「返済負担率」。年収に対する年間返済額の割合のことをいいます。長期的な返済面のゆとりや確実性を考えた場合、年収の25%以内が望ましいとされています。ご相談者の夫の年収で計算すると、410万円×25%=返済額年間102万円(月々85,000円)になります。借入額2,800万円、住宅ローン金利1.35%(元利金等)、返済期間35年で試算すると、返済額は月々83,689円になります。住宅ローンの借入額は2,800万円以内を目安に検討されると良いでしょう。

これからかかるお金について把握する

住宅ローンだけでなく、今後は教育費や老後のための貯蓄など、大きな資金が必要となります。将来どれくらいのお金がかかるのかも、つかんでおくことが大切です。

将来の家族のライフプランを考え、無理のない資金計画を立てることが大切です。