2018年4月

April

2018年4月号

April

子どもが中学生に。貯蓄できる額が減って心配。

長男の中学校入学以来、塾代や部活の費用等で出費増。毎月の貯蓄額が減り、今後も貯蓄できるか心配。

子どもが保育園・幼稚園から小学生に上がると、教育費にかかるお金が減るので、一般的に「貯めやすい時期」と呼ばれています。しかし、中学校に進学すると、塾代や部活の費用に加え、育ち盛りで食費は増額。1人で部屋を使うようになるため、電気・水道の光熱費、小遣い・携帯代など、どんどん支出が増え「貯めづらい時期」に入っていきます。節約をして、少しでも貯蓄に回したいところですが、ご相談者の支出の中で大きく見直しができる項目はありません。世帯収入に対して、食費の割合は理想の15%以内、節約効果が高いとされる通信費(携帯電話)も理想の5%以内と、中学生のいるご家庭としてはやりくりをされている様子がうかがえます。

同じサービスで支払方法を変える

代表的なものは保険料です。生命保険料の月払いを年払いでまとめて支払えば割引が受けられることが多くあります。また、自動車保険や火災保険、地震保険など、長期契約の一括払いで割安になる商品もあります。その他、NHKの受信料は通常2ヵ月払いですが、口座振替やクレジットカード払いで12ヵ月前払いにすると7%超お得になります。

無駄な出費を増やさない

夏季講習や補習授業など、塾側から勧められると、ついつい費用の追加を受け入れてしまいがちです。とはいえ、教育費負担は高校・大学と、この先も続きます。子どもにとって本当に必要なものを見極めて選択しましょう。

この時期は支出が増え続けることを極力抑えることが大事。収支がマイナスになり、貯蓄を取り崩すことが無いよう家計の管理を。