2017年6月

June

2017年6月号

June

大学生の子どもが2人いて家計が赤字

兄妹合わせて月20万円の仕送り。教育資金がなくなり、預金は減る一方で不安。支出を見直す方法は?

大学進学はうれしいことですが、兄妹の通学が重なる時期は教育費のピークとなります。赤字続きで預金が減っていくのは当然です。それを考慮して今まで教育資金をためてきており、そのお金を大学の費用に充てたので不安になる必要はありません。毎月20万円の仕送りは負担が大きいですが、使い過ぎとは言えません。ちなみに、下宿生の1ヶ月の生活費(全国平均額)117,610円(2016年全国大学生協連)を参考にすると、兄妹それぞれに仕送りの10万円は妥当な金額ということになります。

必要保障額は成長とともに減少

子どもがまだ小さかった頃に加入したまま見直しをしていない保険は、契約内容を確認しましょう。子どもはすでに大学生となり、大きく成長したので親としての必要保障額を減らすことができます。加入中の死亡保険金額を減らすと、保険料を安くすることができます。

必要ないものは?

子どもが見ていたテレビの有料チャンネルや、インターネット・プロバイダーなど、子どもが一人暮らしを始めたことによって必要なくなったものがないか見直しましょう。週末に少しウェブサイトを見るだけなど、インターネット回線の利用頻度が少ない場合には、プラン変更または解約して、ネット環境はスマホだけにするということも検討しましょう。

教育費のピークが終わったらすぐに老後の生活資金の準備に入ります。退職まで少しでも今の預金が残るように節約を心がけましょう。