2017年1月

January

2017年1月号

January

塾の費用はどれくらいが目安ですか?

長男の塾と長女の習い事で月31,000円の支出。長女も塾に通いたいと言っていて、赤字にならないか心配。

教育費の中でも大きなウエイトを占める学習塾の費用。文部科学省「子供の学習費調査」(平成26年度)によると、子どもを学習塾に通わせている家庭の平均支出額は、公立小学校で14.6万円。12ヶ月で割ると12,166円。相談者の塾代は平均額と比べると負担が大きいです。小学生といっても学年により塾の費用には大きな差があります。塾のタイプも、中学受験用の進学塾や授業を補うための補習塾、そろばん・英会話など習い事を含んだ塾もあります。相談者の塾代が一概に高い安いとは言えませんが、家計を圧迫しているのは事実。他の支出の見直しと収入を上げることで対策をしましょう。

支出の見直しは固定費から

固定費の見直しは毎月の支出が下がるため、家計を安定させるのに非常に効果的です。まずは住宅ローンの一部返済を検討しましょう。一部返済は、返済期間は変わらずに毎月の返済額を引き下げる返済額軽減型を選びます。相談者の場合、預金から180万円を一部返済すると、毎月の住宅ローンが80,272円から72,797円に下がり、月に7,475円の支出を減らすことができます。その他、携帯電話料金も、契約内容の見直しや家族割・年割など各種割引の活用、格安スマホに乗り換えるなど、見直す方法はたくさんあります。契約しているプランやオプションが自分の使い方と合致しているか一度確認してみましょう。

世帯収入をあげる

妻の働く時間を延ばすことで世帯収入を上げ、家計に占める塾代の負担を抑えます。可能なら月3万円増の年収130万円を目標にしましょう。