2016年7月号

July

2016年7月号

July

子どもが産まれたので学資保険を検討したい。注意点は?

今年の春、長女が生まれたので、学資保険に加入しようと思います。たくさんの商品が販売されているので、迷っています。どの点を注意して学資保険に加入すれば良いのでしょうか?

「子ども」をきっかけに購入する3大アイテム:1位「学資保険(46.7%)」、2位「デジタルビデオカメラ(42.7%)」、3位「自動車(36.8%)」[博報堂 こそだて家族研究所 子育て世帯の消費と意識より]
しかし、学資保険はどんなものなのか、理解してから加入している人は少ないように思えます。学資保険の知っておきたい、3つのポイントをご紹介します。

①商品によっては、元本割れするものもあります。医療保障や育英年金などの特約がついているものは、その特約料が積み立てている保険料から差し引かれるためです。特約がついていると元本割れの可能性が高いことを頭に入れておいてください。

②幼稚園から大学まで、約1千万円以上はかかると言われる教育費。その中でも特にお金がかかる大学入学時期に備えるのが学資保険です。しかし、満期時期の選び方によっては間に合わないことも。推薦入試など早ければ高校3年の10〜12月に入学金などを納めなければならないケースがあります。多くの学資保険が18歳と17歳満期を選べるようになっていますので、注意して設定しましょう。

③学資保険だけでなk、教育資金の準備方法として、貯蓄型の死亡保険を利用する方法もあります。この保険は、短期間で保険料の払い込みを終了させることで支払った保険料以上の解約返戻金を受け取ることができます。学資保険よりも貯蓄率が高いケースもあるので、あわせて検討したいプランです。

学資保険に加入すると、既に加入中の生命保険契約と死亡保障を二重に掛ける事になります。加入時には、保険の見直しもしましょう!また、新たな支出(学資保険料)に備え、現在の家計の見直しも必要です。