2016年6月号

June

2016年6月号

June

住宅ローンの返済のため、教育費と老後資金に不安

毎月の住宅ローン返済額が大きいため、子供の教育費と自分たちの老後資金の準備が思うようにできず、この先が不安です。現在の支出を見直して、少しでも貯蓄をしたいと考えています。まずは、何から始めれば良いでしょうか?

相談者は毎月の収支を赤字から黒字になるように家計を見直す必要があります。まずは、固定費を見直すことから始めましょう。住宅ローン、ネット・通信費、自動車関連費用、保険料、習い事などの毎月決まった金額の支出を固定費といいます。固定費は一度見直してしまえば、継続して節約効果を得ることができます。その中でも優先順位は、家計の三大支出(住宅・教育・保険費)から見直すことが鉄則です。費用が大きため継続した大きな節約効果が期待できます。

住宅費(住宅ローン)
返済比率の高い相談者の場合、毎月の返済額を減らすためにも、一部返済(※返済額の軽減)をしてみてはいかがでしょうか。例えば、現在の預金から200万円を使って、一部返済すると、毎月の住宅ローン返済が103,768円→97,529円に下がります。

教育費(習い事)
習い事が少し高めです。お子様の将来のために必要なものかと思いますが、お子様にとって本当に必要な教育は何か、どこまで家計から捻出するのかを見極め、教育費を聖域にすることなくしっかり節約していきましょう。

保険費(生命・学資)
見直し例は、
・月払い→年払いに変える
・特約などで二重になっている保障を整理する
・過剰な保障や使うことのない保障は解約する、他
生命保険は、人生の中で住宅の次に高額な買い物といわれています。できるだけシンプルに無駄を無くしましょう。家計の見直しで、大切なのは直ぐに行動を起こすことです。まずは三大支出の見直しから即実行です。