2016年5月号

May

2016年5月号

May

車の購入。現金とローン?新車と中古車?どっちがいい?

第2子を妊娠中です。それを機に、軽自動車からファミリータイプのミニバンに買い替えを検討しています。現金で買うか自動車ローンを組むか?また、新車と中古車で悩んでいます。3年以内には、マイホームを建てることも考えています。

相談者の場合、ある程度の預金がありますので、自動車ローンより、現金一括購入をお勧めします。一括購入によって、預金が減ってしまい不安に思うかもしれません。しかし、自動車ローンで購入すると、利息が発生し、結果的により高い買い物になってしまいます。また、ローン返済中は、毎月の貯蓄がしづらくなるのも難点。3年以内にマイホームを建てる予定ならなおさら、現金一括購入を。住宅ローンを借りる際、自動車ローンが残っていると、住宅ローンの借入可能額(借りられる金額)が減ってしまいます。借入可能額は、返済率を満たしていることが条件になるからです。仮に、住宅ローンを3000万円借りたくても車のローンが残っているため2500万円までしか貸せませんとなると、希望通りのマイホームを建てることができなくなることになります。

新車と中古車はそれぞれのメリット、デメリットがありますが、まずは、新車を検討されてみては。生まれてくるお子さまが、小学生に上がるまでは、新車を乗り続けることを前提にすると、高い保育料が終わるまで、車本体に掛かる費用を心配しなくてすみます。新車は、はじめに大きな費用が掛かりますが、通常、メーカー補償があるため大きなメンテナンスコストは必要ありません。人は慣れていない支出には判断が鈍ると言われ、金額が大きくなるほど、金銭感覚にズレが生じます。ついつい慎重さを欠くことがないようにしましょう。車の購入で預金が減ることになります。マイホームの預金準備のためにも、今後もいっそうの節約に努めましょう。