2015年8月号

August

2015年8月号

August

児童手当はどのように使えばいい?

先日、児童手当が振り込まれました。せっかくなら、子どもの将来のためになることに使いたいと考えています。他のご家族の使い道はどのようなものが多いのでしょうか。

児童手当は、中学校卒業まで(15歳に達した後最初の3月31日まで)児童の養育者に対して支払われます。3歳未満は1万5000円、3歳から小学生までの第1子と第2子は1万円、第3子以降は1万5000円、中学生は1万円。ただし、所得制限額以上の世帯の場合、一律5,000円となります。厚生労働省「平成24年児童手当の使途等に係る調査」(複数回答)によると、児童手当の使い道は、1「子どもの教育費等」(44.2%)、2「子どもの生活費」(33.8%)、3「子どもに限定しない家庭の日常生活費」(29.4%)の順となっています。では、教育資金として全額貯めた場合、いくらになるのでしょうか?第1子のケースでは、15,000円×12ヶ月×3年=540,000円/10,000円×12ヶ月×9年=1,080,000円/10,000円×12ヶ月×3年=360,000円。累計198万円が貯まることになります。

「最初からなかったもの」として貯めること

大学の受験料から入学金・授業料までの費用を考えると、子どもが18歳になるまでに、200万円が教育費を貯める1つの目安になり、児童手当を全額貯めることで準備できます。但し、貯めたお金の管理を生活費と同じ口座にすると「いつの間にか使ってしまった」という事態になるので注意が必要。生活費に流用しないためにも、子ども用の口座を用意して、児童手当が振り込まれたらお金を移し分けて管理するのが良いでしょう。また、10歳や15歳で保険料の支払いを終えられる学資保険に加入するのも良いです。児童手当の有効な使い方は、積立てをして、将来の子どもの教育費を準備することだと考えます。