2015年6月号

June

2015年6月号

June

子ども2人の家族なら生命保険料の目安はいくら?

夫の生命保険の更新案内が届きました。このまま更新すると保険料がアップしてしまうので、見直しをしようかと迷っています。保障のことも考え、子ども2人の家族なら保険料の目安はいくらでしょうか?

死亡や高度障害になった時はもちろん、入院や介護、また老後の年金など、様々なリスクに対して、多くの人が保険に加入しています。「生命保険に関する全国実態調査(平成24年度)生命保険文化センター」によると、生命保険の世帯加入率は、90.5%で、実に10世帯のうち9世帯がなんらかの生命保険商品に加入していることになります。家族構成や収入、貯蓄額によって異なりますが、平均的にどれくらい生命保険料を払っているのか、は気になるところ。前出の調査によると、1世帯あたりの年間保険料は、平均42万円/年となっています。イザという時のために必要な生命保険ですが「高いから良い」、「安いから悪い」というものではありません。ご家族にあった「保障」と「保険料」になっているか、確認しましょう。

生命保険料の負担は家計の10%程度まで

「生命保険料の負担は、家計の10%程度まで」と言われています。但し、生命保険には「貯蓄型」と「掛捨て型」があり、貯金を兼ねて「貯蓄型」を加入している場合は、もう少し比率が上がります。相談者の場合、生命保険料が高めなのが気になります。会社員である夫がイザという時は、遺族厚生年金、会社からの保障、他に住宅ローン付帯の団体信用生命保険など多くの保障を受けることができます。生命保険はあくまで必要最小限の保障を合理的に確保することが目的です。したがって、保障が必要以上に厚い場合は「貯蓄型」であっても、生命保険料は「高過ぎ」になります。保障全体から見直しを検討してみると良いでしょう。