2015年3月号

March

2015年3月号

March

結婚1年目。毎月赤字で貯金ができません。

結婚を機に退職。最近、パートで働き始めましたが、毎月赤字で独身時代の貯金を取り崩している状況です。早く子どもを産みたいですし、将来、マイホームを持ちたい夢もあります。家計を見直すポイントは?

貯蓄を増やす方法は「支出を減らす(節約)」と「収入を増やす(労働)」と「お金を運用する」の3つしかありません。まずは、支出項目から削れるものを洗い出し、可能な限り節約をします。それでも難しい時は、妻の収入を増やして補い、黒字になったお金を賢く運用するという3つのステップで家計を見直しましょう。

相談者の場合、支出を見直す項目は、住居費、自動車関連費、食費の3つです。住居費の理想の支出割合は、収入の25%以下です。今の家賃を値下げ交渉するか、思い切って条件の良い物件に引越しを検討してみてはいかがでしょうか。支出の中で一番無駄なものは、ローンに対する金利です。可能なら、現在の貯蓄から自動車ローンの残額を払いきりましょう。子どもがいない世帯は、食費、交際費、娯楽費という項目が膨らむ傾向にあります。「=小遣い(浪費)」になっていないか?中身をチェックしましょう。

子どもが生まれる前は、お金の貯め期

働ける環境なら、妻の収入アップも検討してください。社会保険の年収基準額(130万円)を目安にすると良いでしょう。黒字になったお金は、定期積金、個人年金、NISA、外貨積立など運用可能な期間に分けて、賢く分散投資をしましょう。給料やボーナスを金利の低い「普通預金」に入れっぱなし…では、お金は増えません。これを機に運用の見直しをしてみてはいかがでしょうか。