2014年9月号

September

2014年9月号

September

産休休暇を取るか、出産退職するか?

来年、第一子が誕生します。とてもうれしいのですが、産休休暇を取るか、退職するか悩んでいます。もし、退職した場合は夫の収入だけで生活が成り立つのか心配です。アドバイスをお願いします。

夫の収入だけでやりくり可能ですが、出費の見直しを

毎月の収支は赤字になるかもしれませんが、ボーナスも含めると、夫ひとりの収支でやりくりはできます。まずは、現在の貯蓄から、車のローンを全額返済しましょう。余分な利息を支払うことなく、毎月の支出を2万8千円減らすことができます。通信費(携帯電話・プロバイダ)の見直しが必要です。各社から割引サービスや料金プランが次々に発表されています。使い方を工夫し、プランを定期的に見直すことで出費を抑えることができます。交際費が多いのが気になります。友人との付き合いなら、小遣いから出費し、1万円減額を目標にしてください。

退職すると、収入の面で大きな差が出るのも事実

産休休暇を取って休めば、出産手当金(標準報酬日額の3分の2相当×98日分)や平成26年度4月1日以降に支給率が引き上げられた育児休業給付金(180日までは賃金の67%、その後50%)がもらえますが、退職すると両方もらえません。※諸条件あり

退職し、収入源が夫のみになると、貯蓄が増えないまま、子どもの教育費がかかり始め将来的に家計が厳しくなる可能性もあります。働き続ける環境があるならば、産休育休を取るプランも検討されるとよいでしょう。子育てに対する考え方、ライフプランについて夫婦で話し合い判断することが大切です。