2014年5月号

May

2014年5月号

May

マイホームを建てました。保険を見直したい。

今年2月にマイホームを建てました。住宅ローンや子どもにかかるお金、将来のお金も貯めたいので、保険を見直したいと思います。自分にあった保険の選び方をアドバイスしてください。

4月から社会保障制度も大きく改正。保障内容の再確認を!

ご相談者は、住宅ローンを始めたことにより団体信用生命保険に加入されたと思います。団体信用生命保険は、住宅ローンの返済中に債務者が死亡、高度障害状態になった場合、保険金でローンの残額が返済される仕組み。よって、遺族の住居費について考慮する必要がなくなりましたので、夫の死亡保障を減らし、毎月の保険料を下げることを検討してみてはどうでしょう。

4月からの消費税増税に意識がいきがちですが、社会保障制度も大きく改正されました。年金・医療・介護のあらゆる分野で負担額と給付削減となりました。一方で、今回の改正で保険の見直しができるチャンスもあります。

遺族基礎年金の父子家庭への支給

これまで支給対象が「子のある妻、または子」に限られていた遺族基礎年金ですが、母親が無くなった父子家庭でも受給できることになりました。ということは、妻の死亡保障の見直しができます。遺族基礎年金の(平成26年度)支給額は、772,800円に子の加算額を加えた金額:1人につき222,400円、3人目以降74,100円になります。(※受給にはいくつかの要件あり)公的な制度を補うのが自分で入る保険です。このように公的な制度が変わった時は、保障内容を再確認し、無駄なく保険に加入しましょう。